「iDeCo女子が語る投資の知恵」株式会社フィスコ 高井ひろえ【前編】

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投資支援サービスを提供する株式会社フィスコで、マーケットレポーターを務める高井ひろえさん。「流行に敏感な女性は、投資上手にもなれる」と指摘する高井さんに、投資と個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の魅力を聞きました。

──現在のお仕事内容について教えてください。

高井氏:フィスコマーケットレポーターとは、金融や経済の世界を身近なものに感じていただけるように、消費者目線を大切にしながら企業情報の発信をすることをテーマにしています。取材レポートの執筆、各種メディアへの出演やセミナー司会なども行います。

フィスコは仮想通貨取引所を開設しているため、今市場が盛り上がっている仮想通貨のセミナーの講師を行わせていただくこともあります。仮想通貨に関しては株や債券のセミナーよりも、かなり若い方々が参加されるなど、特徴があるんですよ。

──大学在学中に証券外務員1種を取得、インターンもしたとのことですが、金融のどんなところを「面白い」と思われたのでしょうか?

高井氏:大学では経済学ではなく、法律を専攻していました。私は親が株式投資をしていましたので、スポーツ用品メーカーの株主優待券で部活の道具を買ってもらう機会などもあり、子どもの頃は「株式投資をすると、プレゼントがもらえる」くらいの認識でした。

大学に入学してから、周りに株式投資をしている友人が多かったのが、金融に興味を持ったきっかけです。私がインターンを経て入社することになったフィスコをそもそも知ったのも、周りの友人たちが「フィスコの株が急騰していて、面白いよ」と言っているのを聞いて、実際にどんな会社なのか見に行ってみたい、と興味を持ったからでした。

ただ、金融系の企業でインターンをするのに、専攻が法律だとアピール力が足りないと思い「資格があったほうが、説得力があるかもしれない」と思って、資格も取得しました。

──インターンでは具体的にどのようなことをされていたのですか?

 

高井氏:まずM&Aを行う会社にインターンに行き、海外のファンドにも足を運ばせていただく機会を得ました。それからフィスコを通して、投資の教育講座を運営している会社に行かせていただいたのが大きかったですね。

株や為替、不動産などの投資の先生方がセミナーを行う際のアシスタントをしたのですが、投資をこれから始めたいといった人の代表のような立場で質問するなど、セミナーそのものに関わらせていただくことができました。

参加した皆様とお話をする機会もありました。単に「お金儲けがしたい」ではなくて、みなさん自分の人生の未来を見越して、人生のために行動を起こしている、その手段の1つとして投資を勉強しに来ていることが分かりました。

「お金の運用って大切なんだ」ということを知り、金融のことをもっと勉強してみたいと思うようになったんです。

──在学中の2016年からは、フィスコでお仕事も始めています。

高井氏:フィスコのオフィスに入ってマーケット情報を発信しました。それから、ある証券会社の専属レポーターになり、公式サイトの動画で初心者向けに解説をしたり、コラムを書いたりしていました。

──マーケットレポーターの仕事で、どんなことを大切にしていますか?

高井氏:最初は、動画やコラムについても「これはいったい誰が見るのだろう」「何のためにやるのだろう」と、とまどったこともあったんです。

でも、友達のお父さんが私のコラムを読んだことがきっかけになって投資を始めたと聞いたり、投資教育講座を通じて数百人単位で個人投資家の皆様にお会いする機会もあり、「そういった人たちの顔を想像しながら情報を配信すればいい」と気が付きました。今でも、あくまでも「主役は聞く人たち」ということを考えて、発信するようにしています。

──セミナーなどでは、女性の比率はまだ低いのではないかと思いますが、若い女性として「女性と投資」については、どう思いますか?

高井氏:資産運用は、どうしても「大人の男性のもの」というイメージがあります。でも実際は、女性投資家の方も多いのです。

私は、女性は投資にすごく向いていると思うんです。女性はトレンドをいち早くキャッチするアンテナを持っていますし、自分の目で確かめてみたいという好奇心もあります。こんなに寒いのに、人気のパンケーキ屋さんとかカフェ、アパレルショップに長蛇の列ができていて、並んでいるのは若い女性が多いじゃないですか。

興味深いことに、そういったトレンドが株価に反映されるのは「ちょっと遅い」と、アナリストの間でも言われています。理由は、女性たちの中で話題になり、ニュースになるまでにはタイムラグがあるため、投資家が知るまでに時間がかかるのです。

──かなり流行っているものが、結構時間が経ってから新聞で取り上げられたり、「今頃?」という遅いタイミングで関連企業の株価が上がったりしますよね。

高井氏:そうなんです。株式市場は効率的と言われていますが、こういった情報は数字にすぐ出てくるものではありません。

ここで、女性の持っている「好き」ということを活かして、株式投資という視点で見てみるとまた別の楽しみ方ができるのかもしれません。

──単なる「トレンドのキャッチ」から、それを投資に結び付けるヒントを教えてください。

高井氏:最初のステップは、何かトレンドを見つけたら、「その企業が上場しているのかどうか調べる」、次は、その企業が「どういう事業を扱っているのかを調べる」です。

例えば、商社のような大きな企業が、たくさんある中の1つの事業でその売れている商品を扱っているのか、それとも小さな企業がその商品をメインにしているのか。それだけでも、株価に与えるインパクトは違ってきますよね。

──実際に、化粧品関連などで、かなり株価が上昇している企業もありますよね。

高井氏:もし自分の興味から株式投資をしてみて結果が得られたら、女性にとって大きな投資の入口になるのではないでしょうか。

そういったところから興味を持ち始めると「株価チャートを見るだけでアレルギーが出そうです」と言っていた人が、株価チャートを必要なものとして使えるようになってきます。また、その企業が原材料を輸入して日本で生産していたら、「円安になったら値上げされてしまうのだろうか」というふうに、為替も気になりますよね。

──投資した企業を通じて、経済が自分の関心事になりそうです。

高井氏:女性投資家に多いのは、コミュニティを作って、みんなで楽しく投資していくというスタイルです。

投資をしていれば、売却をするときにかかる税金の多さも気になりますし、1つの銘柄に投資するのでなく、投資信託(ファンド)を介して、より幅広く投資する方法があることも分かってきます。そんななかで、税金の優遇があり、長期投資ができるiDeCoへの興味も、必然的に沸いてくるのではないでしょうか。(後編に続く)

高井 ひろえ
首都大学東京法学系卒業。2014年にミス首都大学東京グランプリ、ミスコン全国大会でスポンサー賞を受賞。大手化粧品メーカーのPR大使としてTVなどで1年間活動。外資系投資銀行やファンドなどでインターンとして、M&Aアシスタント業務やアナリストとしての業務経験を持つ。在学中に証券外務員1種を取得。学生時代の2016年からフィスコで活動開始。同時期に証券会社の専属レポーターとしても活動。2017年にフィスコ入社。金融主要メディアや機関投資家への情報配信を行うかたわら、株式投資や仮想通貨についてのセミナーにも講師や司会として多数登壇中。また、各種投資教育講座のアシスタントも務める。

>>イデコについてもっと詳しく知りたい方はこちら

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