確定拠出年金に入った後にすべき3つのこと

three
(写真=chrisdorney/Shutterstock.com)

個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入したら、どのようなことをするべきなのでしょうか。いざ加入したものの、その後の手続きについて把握できていない、ということがないようにしたいものです。今回は、iDeCoに加入した後にすべきことについて紹介していきます。

確定拠出年金に入った後にすべき3つのこと

まず、iDeCoには以下の特徴があります。

・最低5,000円から上限額まで自分で拠出額を決めることができる
 ※上限額は職業等により異なります
・拠出した資金の運用先は自分で選択しなければならない
・基本的には60歳まで途中解約や換金して現金化することができない

そのため、これらを踏まえたうえで対応する必要があります。

1.投資先を決めよう

iDeCoは、月額5,000円から上限額の間で毎月拠出を行います。金融機関により選択できる商品は異なり、自分のライフプランにあったiDeCo用の商品から選択していきます。これは、あらかじめ指定しておくことが可能なケースが多くなっています。

iDeCoは毎月決められた日に拠出し、長期にわたって積み立てていく性質があるため、拠出額と運用先が一定であれば投資手法の1つである「ドルコスト平均法」で投資していくことになります。iDeCoでは、毎月違うものに投資することもできますが、一定の運用先にコツコツと投資していくことで、買い付けのタイミングを分散し平均購入コストを下げることが期待できます。

拠出を始めてから、短期間で投資先を変更することになってしまうのを防ぐためにも、事前に投資先のリスクや性質をじっくりと検討しましょう。

2.投資配分を決めよう

投資先が1つだけではなく複数になる場合は、それぞれの投資商品によって値動きが異なります。元本保証商品の値動きは安定的で特に変わらないかわりに、利息が低くなっているのが特徴です。

1つの投資商品が下落しても、他の投資商品でカバーできるということを考えると、複数の投資先に分散して投資することをおすすめします。その配分については、あらかじめ決めておくことが重要になります。国内・海外にバランスよく配分して投資するのか、メインと考えるものに多く投資するのか、自分で運用方法を決めることができるので、事前にじっくりと検討しておくといいでしょう。もちろん、拠出を始めてから配分を変更することは可能です。この場合は、期限に間に合えばその月から、間に合わなければ次月から変更された配分による運用となります。

配分を決めてから、1年後など一定の期間を決めて配分の見直しを行いましょう。もともとのバランスが崩れている場合はリバランス(配分比率を元に戻すこと)などを実施し、自分が決めた割合になるように調整していきます。

3.拠出額を引いた収入で生活する計画を立てよう

iDeCoの場合、通常の投資や貯金などと異なり、受給の条件があります。年金受給可能な60歳に達することや一定の年数を満たさないと受給することはできません。また、金銭的に困ったからといって解約することも原則できないのです。

そのため、あらかじめ拠出額はなかったものとして日々生活していく必要があります。これらを考えると、拠出金を引いた収入で生活していく予算を組む必要があります。なお、一定の時期に拠出額を変更することは可能です。金融機関によって異なりますが、変更可能な時期まで何とかやりくりしていきましょう。また、逆に拠出金をもう少し多くしたい場合なども、変更できる期間に変更することを忘れないようにしましょう。

あとはほったらかしで大丈夫

iDeCoは、投資先やその配分をあらかじめ決めておくことができ、拠出する金額を引き落とし口座に入れておけば毎月拠出され、投資先の運用成果が上がれば資産が増えていきます。そのため、iDeCoを利用すれば、忙しいビジネスパーソンや主婦でも、資産管理に大変な思いをせず資産形成ができます。

注意点としては、引き落としができなかった分を後から投資することはできないため、あらかじめ引き落とし口座の残高を確認しておきましょう。

>>イデコについてもっと詳しく知りたい方はこちら

【オススメ記事】
なぜ主婦(夫)が確定拠出年金に入れるようになったのか
意外と知られていない個人型確定拠出年金「iDeCo」の落とし穴
確定給付年金との違いをおさらい
銀行預金は税金を引かれている!?それを防止できるiDeCoとは?
確定拠出年金で選べる金融・投資商品はどんなものがあるのか