確定拠出年金 投資タイプ別ポートフォリオ(リスクを取りたくない人向け)

(写真=Gunnar Pippel/Shutterstock.com)

個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」は、資産運用の1つとして知られています。しかし、年金という定義であるにも関わらず、確定拠出年金は保険の制度よりも株などの投資に関する制度と密接に関係しています。実際に、確定拠出年金の内容をしっかりと把握している人はごく少数でしょう。

今回はリスクを取らずに、確定拠出年金を運用していくための方法に着目していきます。

iDeCo(イデコ)の性質

確定拠出年金は年金の一種であり、指定した口座に加入時から60歳になるまで一定の額を支払い続けることで、60歳を超えた時に年金を受け取れるようになるというものです。他の年金とは性質が違い、払い込んだ金額で資産運用を行うことが可能となっています。

国民年金は、働いていなくても一定額は支払い続ける必要があり、厚生年金は会社に所属していれば、自動的に積み立てられていきます。しかし、どちらの年金も将来の生活を保障するものではなく、その受け取り金だけでは生活することが困難な場合も少なくありません。そのため、近年では確定拠出年金の必要性が飛躍的に増しています。

確定拠出年金の受け取り金は老齢給付金・障害給付金・死亡一時金の3種類に分かれ、要件を満たすことによって受け取れるようになります。

また、掛金の性質も他の年金とは異なっており、掛金が大きくなればなるほど所得控除が受けられるため、所得税と住民税の税負担を減らすことができます。

個人型確定拠出年金はiDeCoと呼ばれており、さまざまな金融機関でiDeCoの運用が開始されています。そして、iDeCoは自ら契約を行うものであり、選んだ会社と運用の仕方によって将来的に受け取れる金額が上下するのも特徴です。

iDeCo(イデコ) 投資タイプ別おすすめポートフォリオ

ここでは、リスクを取らずに資産運用を行いたい人向けの手法を紹介していきます。

確定拠出年金は選ぶ運用商品にもよりますが、投資と同じような性質も持ち合わせているため、自分にあった投資スタイルを探し、上手く運用して行かなければ元本を減らしてしまう可能性があります。

まず、投資信託の基本としてコストを抑えるためには、信託報酬の安価なものを選ぶべきでしょう。信託報酬とは、投資信託の運用に掛かる費用のことであり、この信託報酬が安価であると、コストを抑えることができます。

また、資産運用の手法としてアセットアロケーション(資産配分)という考え方があります。これは簡単にいえばリスクを分散させるため複数の異なった資産を選んで運用していくという方法です。例えば、リスクを取りたくない人は、
・株式よりもリスクの低い債券に比重をおく
・為替の影響を直接受けない国内資産の比率を高くする
・期待できるリターンも大きいがリスクも大きい新興国の資産割合は限りなく低くする(もしくはゼロ)
などが一般的な手法です。

リスクとリターンのバランスを

iDeCoを利用した資産運用では、リスクとリターンのバランスを取ることが非常に大切です。また、元本確保型は元本が保証されているため、具体的な商品名などがわからなくても、確定拠出年金をとりあえず運用してみたいという方におすすめです。慣れてきたら、国内債券の割合を少しずつ増やしてみてもいいでしょう。

年金制度の一部でありながら、資産運用の一面も持つiDeCoは、将来のための資金となりえます。しかし、自分にあった商品選択を行うとともに、商品や制度をある程度理解しておかなければ損をすることもあります。

iDeCoを運用するうえで商品の運用方針を常に確認することが大切です。自分が運用している商品が、どのように動いたのか自ら分析を行い、運用方針を柔軟に変え続け、将来のための資金を増やしていきましょう。

>>イデコについてもっと詳しく知りたい方はこちら

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