人気のバランス型ファンド 自分のリスク許容度に合わせて選択を

(写真=Daniel Krason/Shutterstock.com)

国内外の株や債券など複数の資産を投資対象とするバランス型ファンドは、投資初心者に人気の商品です。バランス型ファンドは、投資先や投資する資産の数や割合などでいろいろなタイプがあります。今回はバランス型ファンドについて、どのようなタイプがあるのかを紹介します。

バランス型ファンドの特徴とは?

資産運用の世界では「たまごを一つのカゴに盛るな」という格言があります。一つの資産だけに投資してしまうと、その投資対象が大きく下落したときに自分の資産も大きなダメージを受けてしまう可能性があるので、投資先は分散しようということを表した言葉です。一つの資産だけではなく複数の値動きが異なる投資対象を組み合わせて運用することで、ファンド全体のリスクを抑えることにつながるのです。

「バランス型ファンド」はいってみれば、投資信託の幕の内弁当のようなものです。1本で複数の資産に投資できるため、リスク分散効果が期待できる点が大きな特徴ですが、もう一つメリットがあります。

一般に、投資信託にはそれぞれ独自に決められた運用方針がありますが、バランス型ファンドなら時間が経過してその資産配分の割合が崩れたとき、「値上がりした資産を売り、値下がりした資産を安く買う」というリバランス(資産配分の調整)を行い、元の資産配分に戻してくれるのです。

自分で複数本の投資信託に投資している場合、投資割合が変わったら自分で売買をしてリバランスをする必要がありますが、バランス型ファンドなら、運用側が自動でしてくれるというわけです。この点は、投資信託初心者にはうれしいポイントです。

バランス型といってもリスク度に差がある

バランス型ファンドは投資先を分散することでリスクを抑えていますが、投資対象や割合によってリスク度には差があります。投資対象が株式だけなのか、株式と債券なのか、場合によっては不動産を含めた3資産なのか。また、海外の資産を組み入れている場合もあります。それぞれをどのような割合で組み合わせるかでリスク度が変わります。

一般的には、株式比率が高いほどリスク度が上がるとともに期待するリターンも高まるといわれています。資産配分によってリスク・リターンの大きさは変わりますが、株式の比率や海外比率、新興国の比率が高いほどハイリスク・ハイリターンとなります。

資産の分散内容と割合に注意

資産を分散するパターンにもいろいろなタイプがあり、それによってリスクもリターンも変わります。基本的には国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券の4つにバランス良く投資するものが標準といえるでしょう。国内債券と先進国債券の2資産を組み合わせた比較的リスクの低いバランス型ファンドもあります。

一方で新興国株式、新興国債券や国内REIT、先進国REITなどを組み合わせて8資産に分散して投資するタイプも人気です。新興国株式・債券は先進国株式・債券よりハイリスク・ハイリターンとなります。

自分のリスク許容度に合わせて選択を

バランス型ファンドは、一度投資信託を運用しはじめればリバランスが自動で行われるという点が大きなメリットですが、はじめにどの投資対象に投資するかを決めるのは自分自身です。リターンにはもちろんリスクがつきものなので、自分がどこまでのリスクなら許容できるのか、リスク許容度に応じた投資先は何なのかをよく考えて選びましょう。

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