確定拠出年金で選べる金融・投資商品はどんなものがあるのか

(写真=Pingun/Shutterstock.com)

「iDeCo(イデコ)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?「個人型確定拠出年金」の愛称で、これまで日本版401kとも言われていた確定拠出年金の一種です。2017年1月から、iDeCoの加入対象がこれまでの自営業者や企業年金が無い会社員に加え、公務員や専業主婦などにも広がりました。

より多くの方が加入対象となったiDeCoを有効活用するために、iDeCoの基本や選べる金融・投資商品にはどのようなものがあるのかを紹介していきます。

iDeCo(イデコ)は自分で運用する必要がある

iDeCoは、一般的な年金と大きく違う特徴があります。それは「自分で運用する必要がある」ことです。一般的な年金であれば月々の掛け金を支払うだけで、自分が資産の運用に携わる必要はありません。

一方iDeCoの場合は、月々の掛け金を支払い、なおかつ運用も自分で行わなければなりません。運用といっても、毎日、株や為替を睨みながら売買するわけではなく、掛け金をどの金融商品で運用するかという選択をしなければならないということです。

iDeCoでは、選択した金融商品の運用成績次第で、将来受け取れる金額に差が出ます。そのため、真剣に運用する金融商品を選ぶ必要があります。数多くの金融商品の中から運用する商品を複数選択することが可能で、掛け金は最低5,000円から1,000円単位で加入することが可能です。

どの金融商品にどのくらいの金額を積み立てるかという運用割合に関しても、パーセント単位で指定が可能となっています。もちろん、途中で掛け金の金額や利用する金融商品、金融商品の運用割合の変更などもできます。

iDeCoは多くの金融商品の中から自分に合ったものを選択でき、掛け金や金融商品の運用割合も自分の意思で決定できるため、自由度が高くなっています。その代わり、選択次第では将来受け取れる金額が増える可能性も減る可能性もあります。iDeCoで元本保証でない金融商品を選択した場合の運用成績は、全て自己責任となります。そのため、iDeCoではしっかりとした商品選びが大切となるのです。

iDeCo(イデコ)で選べる金融商品には何がある?

それでは、iDeCoで選べる金融商品には一体どのようなものがあるのでしょうか?実はiDeCoで選べる金融商品は、申込先の金融機関によって違います。そのため、具体的な商品名を挙げての説明は難しいのですが、大別すると「元本確保型商品」と「投資信託」の2つに分けられます。

元本確保型商品というのは、文字通り元本が確保されている商品のことで、定期預金や保険商品などが挙げられます。iDeCoでも、数多くの元本確保型商品があります。初心者がいきなり、よく分からない金融商品を組み合わせて運用するのは怖いですよね。その点、預金を選べば、銀行の普通口座に預けているような感覚で運用ができます。

あまりリスクを取りたくないという方にはおすすめの運用方法ですが、金利が低い場合、運用成績があまり伸びない可能性があることには注意してください。また、保険商品を運用中に中途解約をしてしまった場合は、元本確保型商品といえども、いわゆる解約ペナルティが発生して元本割れを起こす可能性があることにも気をつけてくださいね。

iDeCoでは、元本確保型商品だけでなく、投資信託にも数多くの種類があります。投資信託はファンドマネージャーと呼ばれる投資のプロが運用しています。その結果が投資信託の運用成績となりますが、プロとはいえ、必ずしも収益がプラスになるとは限りません。元本確保型商品と違い、元本割れを起こすリスクがあることには注意が必要です。

投資信託では主に国内株式や外国株式、国内債券、外国債券などに投資する商品が一般的です。海外の株式や債券の場合は、為替の影響も考慮する必要があります。

手堅く資産形成していくには

2017年からは、より多くの方がiDeCoの加入対象者となりました。制度を知らないまま活用できないのは、とてももったいないことです。ぜひこれを機会に、iDeCoも将来の資産形成の選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

>>イデコについてもっと詳しく知りたい方はこちら

【オススメ記事】
なぜ主婦(夫)が確定拠出年金に入れるようになったのか
意外と知られていない個人型確定拠出年金「iDeCo」の落とし穴
確定給付年金との違いをおさらい
銀行預金は税金を引かれている!?それを防止できるiDeCoとは?
ダンナが入っている確定拠出年金【企業型】との違い