コーデ選びと同じ!なりたい私になる資産配分の考え方

(写真=Dean Drobot/Shutterstock.com)

子育てや仕事に追われる日々が終わり、自分のために時間やお金を使うことができるようになったら、何をしたいですか。誰にでも、老後に思い描く夢があるでしょう。それを現実にするために活用したいのが、じぶん年金と呼ばれる個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」です。「なりたい私」になるために、iDeCoを上手に活用し将来に備えていきましょう。

コーデ選びと同じでまず「なりたい私」を思い描く

iDeCo、自分年金といっても、少し遠い感じがします。そこで、60歳のときにどんな人生を過ごしたいか、まず夢を思い描くことが大切です。難しく考えることはありません。洋服のコーデ選びと同じように、次々と自由に思い描いてみるといいでしょう。

例えば、「子育ても仕事も一段落したから、世界中の世界遺産を見て回る」「60歳から、もう一度大学に入って学び直す」「自分の特技を生かして教室開設」「小さなお店を開店」など、1つだけでなく、いろいろな自分の夢を思い描くことも大切です。遠い先の夢ですから、あれもこれもと欲張りに考えていいでしょう。

ただし、そのような夢をかなえるのには、やはりある程度の資金が必要になります。ヨーロッパ旅行なら1回で20万円、4年制の大学で勉強するには最低でも300万円、カフェを開くには1,000万円以上が必要と言われています。いずれにしても、短期間で準備できる金額ではありません。「なりたい私」の夢を描くと同時に、それを実現するための資金作りも考えた方が、もっと楽しくなるでしょう。

「なりたい私」を思い描きながら、具体的に必要なお金を自分で準備していくことが重要なのです。

「なりたい私」に必要なアイテム(金融商品)を集める

夢を実現するには、iDeCoで資金作りをするのがおすすめです。まず、どんなアイテム(金融商品)を運用するのかを考えましょう。元本確保型なのか、元本変動型なのか、失敗しない商品選びがポイントとなります。

元本確保型は原則として元本は保証されますが、運用で増える見込みもほとんど期待できない商品です。一方で、元本変動型は積み立てたお金が減る可能性もありますが、リスクに応じて増えることを期待できる商品です。

ここでポイントなのは、iDeCoは元本確保型と元本変動型のどちらか一方を選択するのではなく、両方を組み合わせて運用できるということです。もちろんリスクもありますが、積み立てに慣れてきたら元本変動型の比率を高めていくなど、元本確保型と元本変動型を上手に組み合わせることで、効果的に資産の拡大を目指すことができます。

また、金融商品を選ぶ上できちんと知っておきたいのが、元本変動型の中心商品である投資信託についてです。投資信託とは、投資家から集めたお金をひとまとめにして、プロが運用するという金融商品です。投資対象は株式、債券など自由に選べます。投資地域も、欧米、アジアなどをチョイスしたり、全世界にしたりすることもできるのです。

季節や天候によって微調整するように資産配分も微調整する

コーディネートを季節や天候によって微調整するように、iDeCoでも出来れば半年に一度、最低でも1年に一度は運用実績を確認したいところです。運用実績によっては、コーデを見直すように、保有商品を見直しましょう。運用商品の変更方法には「配分変更」と「スイッチング」の2つがあります。

配分変更とは掛け金のうち、どの商品をどのくらいの割合で購入するかの指定を変更する方法です。変更は何度でもでき、手数料はかかりません。スイッチングは積み立てた資産を売却し、新しい商品を購入する方法です。これには信託財産留保額というコストがかかる場合もあるため注意しましょう。また、年に一回は掛け金の変更を行うこともできます。

このような微調整を繰り返しながらiDeCoで「なりたい私」に近づいていきましょう。

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