DINKsカップルの女性側が気をつけたい老後資金運用のポイント

(写真=LDprod/Shutterstock.com)

DINKsは夫婦共働きで2人分の収入が得られます。子どもにかかる出費がないため家計に余裕が生まれるイメージがありますが、単身世帯や子育て世帯とはまた違ったお金の問題を抱えています。しっかりと老後資金を蓄えておくために、DINKsの女性側が気をつけるべきポイントをご紹介します。

DINKsの定義を確認しておこう

ご存じの通り、DINKsとはDouble Income No Kids(共働き・子どもなし)の頭文字をつなげた略語です。正確に定義するなら、「意識的に子どもを作らない共働きの夫婦」のことを指します。つまり、将来子どもを産む予定はあるが現時点ではまだ子どもがいない世帯や、何らかの事情により子どもを持てない夫婦は含めないのが通常です。

しかし今の時代、ライフスタイルについてそこまで主義主張のある夫婦は少ないのではないでしょうか。将来的には子どもを持つことを考えていないわけではないけれど、しばらくは夫婦2人での生活を楽しみたい、という意識を持った家庭も多いはず。

そのためここでは、子供を持たない主義の夫婦だけにフォーカスせず、定義を少し広げて、「今現在は子どもがいない共働きの夫婦」として考えてみます。

家計は余裕なのに貯蓄なし!?夫の貯金をアテにしない

共働きの夫婦で今現在は子どもがいない、という家庭にありがちなのが、金銭感覚が独身時代・同棲時代のままになっているということです。

独り身同士が2人で暮らしている感覚で、相手の貯金を把握せずにお互いに自分のお金を好きに使っていることがあるようです。ルールがあると言っても、家賃(または住宅ローン)は夫で食費は妻と分担だけを決めて、貯金や支払いの口座は完全に別にしているケースも多くあるようです。

また、夫・妻が一定の額ずつ共通の口座に入れて生活費をそこから出すという管理の方法もあります。それぞれがきちんと生活費を負担していると、たしかに「夫婦生活の責任を果たせている」という安心感はうまれます。しかしこの場合も、その口座に入れる以外の自分のお金についてはついつい浪費しがちです。どうしても貯蓄が増えづらくなってしまいます。

DINKs世帯では、2人分の収入が得られるためやはり家計に余裕がうまれます。したがって本来であれば、単身世帯や子育て世帯よりも積極的にお金を貯められるはずです。ところが、子どもにかかる出費がないということであまり家計管理に危機感がわかず、将来のために貯蓄しようという気になかなかなれないもの。特に、正社員同士の夫婦であればなおさらでしょう。

このように、お互いの懐事情を把握していないDINKsは意外に多いのです。それでなんとなく家計は回ったとしても、ふたを開けてみれば実はお互いに貯金ゼロだったという事態もありえます。きちんと貯蓄ができていないのに、なんとなく「夫が貯金してくれているだろう」と考えて、自由きままに自分の収入を使っているのであれば大きな問題です。

自分の身は自分で守る!iDeCo(イデコ)でコツコツ資産形成

夫の収入を頼りにせず自分の収入で貯蓄を始めたいなら、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」を活用するのがおすすめです。毎月の掛金を設定して積み立てることで、60歳以降の老後に向けた資金運用を確実におこなうことができます。

特に女性は、将来的に子供をもつことになったり、仕事を辞めることになったりするなど、ライフスタイルが大きく変化する可能性があるため、自分名義で資産を準備することで不安を大きく軽減できます。

さらに、妻だけでなく夫婦それぞれで積み立てれば、2人分の拠出限度額分の税制優遇のメリットが生まれます。また、今は財布を別々にしていても、ゆくゆくは子どもを持つことを見据えて収入・貯蓄を一元管理するなど、家計管理の方法を変えるのも1つの方法です。いずれにせよ、1つの家庭としてどのように貯蓄していくのか、まずは夫婦で相談することからはじめてみましょう。

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