エステ費用のためにローンを組むのって何がいけない?

(写真=Pindyurin Vasily/Shutterstock.com)

鏡に映った自分を見て、「もっときれいになりたい……」と思う瞬間は、女性ならば誰しもあることでしょう。思いつきで高額のエステに申し込んでしまった経験がある人も、多いのではないでしょうか。

エステにかかる費用を一括で払うとなると、数十万円もの大金になってしまうこともあります。ローンでの支払いを選択する人も少なくないと思います。確かに、ローンを組んで分割払いにすると1回あたりの支払い額は少なく、一見、賢いやり方のようにも思えます。しかし、分割払いにすると結果的に大きな損をすることにもつながるのです。なぜエステ費用のためにローンを組んではいけないのか、考えていきましょう。

エステ10回コース、でも支払いは月1万円のローン

自分の理想のボディラインや美しさに近づくために、エステに通う人もたくさんいると思います。その中でも、1回や2回では効果が薄いと感じる人もいます。最近のエステプランは、回数が多いほうが得になるケースも増えており、10回や20回のコースを選ぶ人もいます。エステ1回あたりの相場は1~3万円なので、10回のコースだとすると10~30万円という計算になります。これだけの金額を一括で払うとなると不安になる人も少なくないのではないでしょうか。

一度に高いお金を支払うことを避けるためにローンを組み、あとから月ごとに支払えば、大金を持たない人でも気軽にエステを受けることができ、得をしたように感じます。しかし、そこには大きな間違いが潜んでいます。分割払いをする人は「利息」の存在を軽視しています。

利息とは金銭などの貸し借りをする際に、一定の割合で支払わなければいけないお金のことで、利息の存在が後々、自分を苦しめることになってしまうのです。

利息が雪だるま式に増えて、総支払額は1.5倍に!

利息は支払期間が長ければ長いほど手数料が高く付き、雪だるま式に増えていきます。結果的に一括払いしたときと比べて高額になるので、月払いの金額が少ないからといって気軽に申し込むのは考えものです。例えば、40万円を借入額として年利18%で借りたとします。月に1万円ずつ返すとすると、支払い回数は62回(5年2ヵ月)で、支払利息額が21万5,397円となり、総支払額は61万5,397円になります。

つまり、借りた金額より21万円以上多いお金を支払わなければならず、一括払いの場合と比べて約1.5倍もの金額を支払うことになります。このように、「お金が足りないから後で返せばいい」という考えを持ち、「お金を貯めるのが難しい」という理由で安易にローンに手を出してしまうと、借金の利息で大きな損をしてしまうのです。そこで、実践していただきたいのが「使う前にまず貯める」ことです。

運用で雪だるま式に増やしていこう

高い利息のローンを組んでしまうと、支払いが大変になります。しかし、利息はお金を運用した時にも生まれるものです。貯蓄に利息が付くと元本が増え、また利息を生み、お金を雪だるま式に増やすことができます。

貯蓄額が300万円あるとします。年利5%で運用したとすると、1年で15万円の利息が手に入るので、そのお金をエステの代金に回してもよいですし、得た利息を元本に加えるとさらにお金が増えていきます。

このような視点を持つことで、借金に頼らずともエステを楽しめるようになります。これらの例を見ると明らかなように、お金はお金を生んでくれることや、使う目的があるときはお金を貯め、できるだけローンを組まないことが大切だと分かります。

自分が使えるお金をしっかり把握

もちろん、上記は300万円という元本が手元にある場合の話です。手元にそんなお金はないけれど、今すぐ綺麗になりたい!という場合もあるでしょう。ただ、300万円をすぐ貯めるのは難しいかもしれませんが、エステ代くらいなら、ある程度の工夫で貯めることができるのではないでしょうか。

自分がきれいになるために通うエステ。確かに、一括で支払うには大きな金額であることは間違いありません。だからといって安易にローンに手を出してしまうと、雪だるま式に増える利息で大きな損をしてしまいます。自分が使えるお金をしっかり把握し、まずはお金を貯めることを考えましょう。

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