iDeCo(イデコ)は細部に宿るって本当?メンテナンスはどうしたらいいの?

(写真=Bluehousestudio/Shutterstock.com)

女性なら「美は細部に宿る」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。神は細部に宿るという言葉を入れ替えて作られた言葉だといわれていますが、雑誌やWebなどで見かける人もいるかもしれません。これは、美しくあるためには細かなところまで配慮することが大事という意味のようです。実は個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」にも同様のことが言えると考えられます。それは、iDeCoの細部まで配慮するかしないかで、運用結果が大きく異なってくる可能性もあるからです。どのような意味なのか、一緒に考えてみましょう。

iDeCo(イデコ)の細部って?

この記事をご覧になっている方の中には、すでにiDeCoで運用をしている人もいるかもしれません。毎月いくら積み立てをしているでしょうか。また、受け取りができる60歳になる頃には、資産がいくらくらいになっているか、シミュレーションしたことはありますか。

iDeCoは、老後のための私的年金だといわれています。目的が老後資金と明確ですから、60歳までにいくら持っていたいのか、という目標金額をあらかじめ決めることが大切です。そして、その目標を達成できる運用になっているか、資産の評価がどうなっているか、定期的に確認するようにしましょう。iDeCoで運用していても定期的な確認を怠っていては、いざ老後を迎えたとき、目標額に届いておらず困った!ということになりかねません。

iDeCoの細部とは、自分の運用状況を知ることから始まるのです。

まずは自分の運用状況を確認しよう

女性の美は、定期的な自己チェックのたまものです。同様に、iDeCoも定期的なチェックをすることで細やかな配慮ができるようになります。定期的にチェックをすれば、「あれ?ここってどうして下がっているの?(上がっているの?)」とすぐに気づくことができます。運用状況を確認し、まずは気づくことから始めましょう。

そのためには、iDeCoの加入者サイトにログインし、現在の運用状況を確認します。資産は増えていますか?減っていますか?減っていたとしても、老後までに時間があれば、慌てることはありません。iDeCoは長期運用です。現段階の評価で、一喜一憂する必要はありません。増えているにしろ、減っているにしろ、これからのメンテナンス次第で結果は変化するのです。

iDeCoのメンテナンスってどうしたらいいの?

例えば、体重を量って少しむくんでいる様子がわかったり、仕事の疲れで肩こりがしたり、少し体が重たいかもと感じたりすることはありませんか。いつもと少し違うなと思ったときには、何かしら状況が変わっているときです。美を保つためには、毎日ベストの状態であればよいのですが、なかなか完璧に保つのは難しいですよね。定期的にメンテナンスをして、維持していくことが大切です。

iDeCoも同じことがいえます。残念ながら、ずっと一定の目標利回りを保つことはできません。定期的なメンテナンスをすることで、本来の目標に近づける運用を目指します。では、iDeCoのメンテナンスはどのようなことをいうのでしょうか。それは「リバランス」です。リバランスとは、文字どおり、再びバランスを整えることを指します。

iDeCoを始めるとき、「どの投資対象に、どういう割合で拠出しようかな」と考えたのではないでしょうか。拠出して間もないときには、自分が考えたとおりのポートフォリオになっているかもしれません。ところが積み立てを続けるうちに、ポートフォリオのバランスが崩れ、リバランスが必要になる場面が訪れるのです。

iDeCoのメンテナンス(リバランス)は配分変更とスイッチングで

女性が美を保つためにメンテナンスをする方法は、家での半身浴、スパやエステサロンなどでのリラクゼーション施設の利用、睡眠時間を少し多めにとるなどの方法があります。心身ともにリフレッシュすることによって、心と体のバランスも調整できるようになります。

それでは、iDeCoのメンテナンスはどのようにしたらよいのでしょうか。具体的にはリバランスを行い、元のポートフォリオに戻すのです。iDeCoのリバランスは2種類あります。

一つ目のリバランスの方法は、「スイッチング」です。スイッチングとは、保有している運用商品を解約して、その代金で別の運用商品を購入することです。値上がった資産を売却し、値下がった資産を買い増しすることで、元の資産配分(ポートフォリオ)に戻す方法です。

ただし、iDeCoの運用商品が投資信託の場合は注意が必要です。投資信託は、解約するときには信託財産留保額が差し引かれる場合があります。スイッチングをするたびに信託財産留保額が差し引かれると、それだけ費用がかさみます。スイッチングは、本当に必要なときのみ行うことが大事なのです。また、保険商品の中には解約控除がかかる商品もありますので、解約時には留意してください。

二つ目の方法は、「配分変更」です。日本株の積立額を増額し、外国株の積立額を減額します。すぐにリバランスの結果は出ませんが、徐々に元のポートフォリオの割合に戻っていきます。スイッチングのときとは異なり、運用商品を解約するわけではないので諸経費はかかりません。

また、1年に1回は掛け金を変更することもできます。最終的な目標に対してどうすればいいのか、じっくり考えてメンテナンスを行いましょう。

iDeCo(イデコ)は細部に宿る!あなたもすぐにチェックを始めよう

女性の美と同じようにiDeCoも細部まで配慮することで、未来の結果が変わってきます。「最近、運用状況を見ていないな」という人は、まずは運用状況の確認からスタートしましょう。将来のなりたい姿に対して、あなたも行動を起こしてみてはいかがでしょうか。

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