どこを見ればいい?iDeCo(イデコ)で投資信託を選ぶポイント

(写真=ArtFamily/Shutterstock.com)

個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の運用商品には「元本確保型」の定期預金や保険と、「元本変動型」の投資信託の2種類があります。「元本変動型の投資信託に分散投資をして、長期で資産を増やしていくのが王道」とよく聞きますが、実際のところ、投資信託にはたくさんの種類があり、どれを選ぶべきなのか迷ってしまいます。

また、当然リスクを伴う商品でもあるため、慎重に選びたいものです。ここでは、投資信託の仕組みを解説しながら、選ぶポイントについて説明していきます。

投資信託は「分散投資」

投資信託の投資対象となる資産には、株式や債券、REIT(不動産投資信託)やコモディティ(金などの商品)があります。それに加えて投資対象となるのは日本だけでなく「オセアニア」「欧州」といった特定の地域や、「先進国」「新興国」といったくくりもあります。

投資信託の対象商品は、資産と地域を組み合わせたものをもとに多くの商品がラインナップされています(「国内株式ファンド」「先進国債券ファンド」など)。

iDeCoはこのような運用商品に、細かく配分をして投資することができます。したがって、投資信託の中で運用商品を選ぶ際に重要になってくるのが「分散投資」です。元本変動型の投資信託は、当然リスクがあります。分散投資をすれば、たとえ運用がうまくいかなかった商品に投資をしていたとしても、それによる資産の目減りは少なくて済みます。

「投資信託は分散投資が基本」ということを覚えておきましょう。それでは、具体的にどのような商品に分散投資をすればいいのでしょうか。

選ぶときはコストができるだけ低いものを選ぶ

必ず意識すべきなのが「信託報酬」です。分かりやすく言えば投資信託で資産運用をするにあたり支払う手数料(ランニングコスト)のことです。これが高ければ運用元本からたくさんの手数料を差し引かれることになり、せっかく運用がうまくいっても運用益が目減りしてしまいます。ですから、商品を選ぶ際には信託報酬が低いもの、すなわちコストが低いものというのがひとつの選択基準になるといえるでしょう。

それほど信託報酬が重要なのかと思う人もいるかもしれません。しかし、運用の利益はどのような結果が出るか分からないのに対し、信託報酬はあらかじめ目に見えており、自分で選ぶことができます。自分で選べるのであれば、当然低い方を選ぶのが賢明でしょう。

それではどのような商品だとコストが低いのかというと「インデックスファンド」のほうが「アクティブファンド」よりは低いことが多くなっています。インデックスファンドとは、東証株価指数(TOPIX)などの特定の指数に連動することを目指して運用されている商品です。

それに対し、ファンドマネジャーの独自の調査によって運用される商品を、アクティブファンドと言います。アクティブファンドはファンドマネジャーの裁量・投資判断によって運用を行っているため、、インデックスファンドと比較すると信託報酬が高い傾向にあります。インデックスファンド、アクティブファンドとも、それぞれに良さがありますが、まずiDeCoではコストの低いインデックスファンドから選んでみるといいでしょう。

iDeCo(イデコ)は長期投資、小さな事が積み重なると大きくなる

iDeCoは老後のための資産形成を行うのに適しています。上記で述べたように、できるだけコストの低いものを選ぶことで、将来的にはそれが積み重なり資産を増やしていくことが期待できます。投資信託であれば、まず「低コストのインデックスファンド」に分散投資することから始めてみてはいかがでしょうか。

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